毎年今頃、何故か雨の降る朝に、あじさいの花を発見します。晴れた日には空の青と同じなので目立たず、雨空のグレーを背景にし時だけ、ほうっと浮かび上がってくるのでしょう。
梅雨時の曇天の下、紫陽花の青やピンクの花を見ると、そこだけ色鮮やかでハッとさせられるものです。
よくみると、一つ一つ萼の形が違い、萼の数が違い、色が違っていて見る人の目を楽しませてくれます。
鬱陶しい梅雨空でも、色々楽しみは見つけられるものですね。
私の場合、忙しくするのは焦りのようなところがあって、暇だと心配でしょうがないので、せっせと自ら忙しくするときがあります。そしてアップアップになってしまうこともあります。
=忙=とはりっしんべんに亡ですから、心を亡くすと云う意味のようであり、実際忙しいと、物事をこなすことは可能ですが、「感性」を伴う心に対する感受性を感じることが中々出来にくくなります。このブログを書くことも、それなりに忙しいととっても書き辛くなるものです。
実は今日は、その状態です。
あぁ・・あからさまな云い訳ですが、休日は少しはゆっくりして、心の余裕を取り戻したいと思います。
今回の豚インフルエンザ(英語で Swine Flu )は、アッと云う間に世界中に伝播しています。驚くべきスピードです。これは人の移動が、以前に比べて、その量でも速さでも比較できないくらいに増えている所為でしょう。
これは粉塵爆発のメカニズムに似ています。拡散する量と速さが上がるほど、爆発も起きやすくなり、かつ大きな爆発となる事柄と同じです。
近場の店頭でも、マスクが品切れ状態になり、こうもいきなり身近の問題になるとは思いもしませんでした。
パンデミックと云う言葉を知ったのは最近だったのですが、大事に至らないことを願います。
奥多摩にも鍾乳洞があるのをご存知でしょうか?奥多摩湖付近の日原街道入り口交差点から20分ほど車で行った場所にあります。
道路は、舗装してあるが、車一台分の幅しかない場所も多い。運転に不安な方は、バス利用をお勧めする。
昨日は、いつもの奥多摩の蕎麦屋(丹三郎)で食べた後、日原鍾乳洞へ。
(蕎麦屋は、過去の記事へどうぞ)
http://masahisa.blog.shinobi.jp/Entry/56/
受付場所は質素だが、隣に併設されたトイレが、豪華?なので、女性でも安心な場所だろう。
鍾乳洞入り口付近は小さく、隣に流れている滝が気分を盛り上げる。
中に入ると、異質な地下空間が広がり、荘厳な時間の流れを感じる。昔は信仰の対象だったせいか、自然崇拝の影響を受けた呼び名が、恐怖だ(笑)
この名所 ”三途の川” がまさにそれだ。
あらためて東京であることを忘れさせるような自然の宝庫に驚愕する。
日本三大洞、龍泉洞に比べると、広さはそれほどでも無いが、縦方向に何層にもなっている風景は見ごたえがある。
特に、この縁結び観音様がすごい。観音様の後ろに一円玉がベタベタに貼ってあるのだ。そのせいか、神々しさをは更に増しているようだ・・・・無論、パンフレットには無い風景だ。
家族連れや年配の方まで楽しめる!・・・と、入り口の看板に書いてあったが、狭く急で危険な勾配、濡れた路面や階段等々・・ウソだろう?と思うほどハードな場所だ。
下から上を見た壮絶な絶景が、証拠で筋肉痛は確実だろう。
しかし、長い年月の刻みの色彩感は、見事すぎて素晴らしい景観だ。
外は暑く、中は寒い。だから、外にあるトイレが豪華と妙に納得した。
この意味は、書かなくともご理解いただけると思う。
〒198-211 東京都西多摩郡奥多摩町日原
℡ 0428-83-8491
私は、ニュースで拝見しただけですが、太く美しい色彩感は素晴らしい自然の恩恵です。
昔、虹の彼方には・・・・・など、興味を持っていた子供時代がありました。今の私は、少なくとも、虹の彼方を想像しません。これは、年齢のせいなのでしょうか。
脳はプラスチック、可塑性があると云います。想像することをしなければ、当たり前ですが、想像力は落ちていくものです。
大人は、新しく知るものが既に少ないから、自然のダイナミックな刺激に触れることも少ないから、想像力を覚醒されることが減るものです。
だからこそ意識的に想像力を駆使し続けないと、何も見えなくなってしまうのではないでしょうか?