音楽ネタは、あまり書きたくなかったのですが、年末なので。
弦楽器族は、弓も大切で貴重なものです。
弓は騎士の剣のようなもので、それは道具ですから、手に合わなければなりません。適切な重さ、弾力、柔軟性、長さ、それにバランスを備えていなければなりません。
弓は非常に個性的なもので、一つの弓を使ってそれを好きになったしまった演奏家が、その弓を手離したという事はまずありません。
私自身、生涯の大部分を某オールドを使用していましたが、最近、20年以上使用していた弓を手離しました。
理由は、簡単です。 ようやくそれに見合う弓に巡り逢いました。マイスターに8年以上前に頼んでいた弓が手元にきました。
弓は楽器の伴侶です。よく演奏家が自身の弾きやすい弓を探す傾向がありますが、私は最近はそうは思いません。
楽器の声を聞き、楽器が求めている弓を探しだす事が演奏家の使命だと感じるのです。
テクニック的な部分もそうですが、私達の人との付き合いと同じで楽器の魂の声を静かに聞いてあげる事も大切な事なのです。
そうやって、私の手元から離れて行った弓は何十本と数えきれません。
弓は楽器の大切な伴侶なので、せいぜい,1、2本あれば十分なのです。
何処かで、弦楽器の演奏家を見る時に、是非弓も見てあげてください。
新しい発見があると思いますよ!
*個人的に細々と書いているブログですので、意見や非難、中傷は勘弁してください。
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なるほど・・・
8年も待った甲斐があって良かったですね。
自分が弾きやすい事はもちろんでしょうが、楽器の持つ音や能力を最大限引き出してくれる弓・・・・・。
私も5間校長として頑張ってきましたが、はたして、職員の持つ能力を十分に引き出してやる事ができたのやら?
なかなか難しいところです。
自分が弾きやすい事はもちろんでしょうが、楽器の持つ音や能力を最大限引き出してくれる弓・・・・・。
私も5間校長として頑張ってきましたが、はたして、職員の持つ能力を十分に引き出してやる事ができたのやら?
なかなか難しいところです。
頑丈そうな…
コントラバスの弓を初めて見ました!
弓と言えば、バイオリンのそれから想像していた為に、
思いの他に頑丈そうに出来ているのに驚きました。
マサさんの日記から、“弓は楽器の伴侶”との言葉を聞き、
初めて、演奏者の弓に対する心持ちを理解できました。
今度、コンサートの機会があった際は、意識して見てみたいと思います。
弓と言えば、バイオリンのそれから想像していた為に、
思いの他に頑丈そうに出来ているのに驚きました。
マサさんの日記から、“弓は楽器の伴侶”との言葉を聞き、
初めて、演奏者の弓に対する心持ちを理解できました。
今度、コンサートの機会があった際は、意識して見てみたいと思います。
偶然の産物
中屋様
何百年と現存する楽器の多くは、偶然の産物です。
弓は、職人の魂と性格が非常に出やすい素敵な道具です。
良い弓とは、シンプルで飾り気のない正直な音色を持ち備えています。 お言葉通り、ただただ美しい存在感です。
コメントありがとうございます。
何百年と現存する楽器の多くは、偶然の産物です。
弓は、職人の魂と性格が非常に出やすい素敵な道具です。
良い弓とは、シンプルで飾り気のない正直な音色を持ち備えています。 お言葉通り、ただただ美しい存在感です。
コメントありがとうございます。